狭心症 心筋梗塞 心電図 違い

狭心症と心筋梗塞での心電図の違いと治療法

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人間の筋肉の中でも、心臓を動かす心筋ほど過酷な働きをしている筋肉は他にありません。
手や足の筋肉は安静時には休んでいますが、心筋だけは24時間片時も休まずに働き続けるという違いがあり、1分間に何十回も収縮を繰り返しているのです。

 

筋肉を動かすには大量の酸素と栄養分が必要ですので、心筋は体中で最も血流の盛んな筋肉だと言うことができます。
この心筋に新鮮な酸素と栄養分を供給しているのが、冠動脈と呼ばれる重要な血管です。

 

加齢や生活習慣・ストレスなどが原因で動脈硬化が進むとこの冠動脈が狭くなり、心筋を動かすのに十分な血流が確保できなくなります。

 

激しい運動をしたり階段を昇り降りしたりする際には特に酸素消費量が増えますので、心筋が酸欠状態に陥って心臓の動きに支障が出てきます。

 

このような症状は狭心症と呼ばれており、胸の痛みや違和感として症状が表れます。
場合によっては背中や肩・胃・のどにまで痛みが広がることもあるため、狭心症は他の病気と間違いやすい点に注意が必要です。

 

痛みの発作は数分程度続いた後に収まるのが普通で、運動に伴う症状はその運動を中止することで沈静化します。
発作が数分以上続いたり、通常の発作よりも痛みが強いような場合は心筋梗塞も疑われます。

 

狭心症は冠動脈が狭くなることで心筋への酸素供給が不足し発作を起こしますが、心筋梗塞は冠動脈が閉塞した状態ですので、心筋が壊死する恐れもあるのです。

 

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狭心症と心筋梗塞の違いを見分ける1つの方法として、心電図の検査を受けるのは有効です。

 

心電図検査は職場や自治体の健康診断でも広く実施されており、自主的に内科や循環器内科といった病院を受診することでも受けられます。

 

ただし通常の狭心症では発作時に心電図で異常波形が測定されますが、発作が落ち着いた後で測定しても正常な波形に戻るのが普通です。

 

心筋梗塞では冠動脈が詰まった状態にあるため、通常の心電図検査でも異常が認められるという違いがあります。

 

狭心症を発見するには心筋に対して意図的に負荷をかけた状態で測定する運動負荷心電図や、小型測定器を装着して24時間記録するホルスター心電図が必要です。

 

狭心症と心筋梗塞の違いは、前述のように発作継続時間の違いでも見分けることができます。
心筋梗塞が疑われる場合は一刻も早く医療機関を受診して、閉塞した冠動脈を開通させる治療を受けなければなりません。

 

狭心症と診断された場合は日頃から発作に対する備えをしておき、ニトログリセリンとも呼ばれる硝酸薬を発作時に使用します。

 

この硝酸薬は舌の下に入れて溶かすタイプやスプレータイプがあり、冠動脈を拡張させて発作を抑える効果があります。

 

心筋梗塞の場合は硝酸薬が効きませんので、狭心症との違いを認識するためにも心電図検査が欠かせません。
いずれにしても胸の周辺に痛みや違和感を覚えたら、早めに病院を受診して検査を受けるといいでしょう。

 

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